幸せの形って、人それぞれですよね。
このブログは「幸せを目指す教師」と銘打っていますが、
「あなたの幸せと私の幸せは違う」と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
誰もが望む幸せは、公私の充実
非常に大きな表現になってしまいますが、私が考える教師の幸せとは、
仕事とプライベートの両方が充実していることです。
「それはどの職業にとってもそう」とか、「当たり前じゃん」とか
思われるかもしれません・・・
もちろん、具体的な幸せ像は皆さまざまでしょう。
ですが、突き詰めていくと、この表現になるのではないかと思います。
幸せ(幸福)は、学問として研究されている分野
本記事の考えの根拠にするのは、前野隆司さんの「幸せな職場の経営学」2019(小学館)です。
この本によると、幸せを構成する因子は次の4つ。
①「やってみよう!」と思えること(自己実現と成長)
②「なんとかなる!」と思えること(前向きと楽観)
③「ありがとう!」と思えること(つながりと感謝)
④「ありのままに!」と思えること(独立と自分らしさ)
つまり、これらの因子が満たされるような職場を作ることが、
自分たちの幸せにつながるというのです。
日頃の職場の様子を思い返してみると、
職場内で聞こえてくるような不満や愚痴は、
ほぼ全てこれらの因子のどれかに当てはまるものであり、
それが満たされていないのだということがよく分かります。
教師の多くは、子供が大好きで、真面目で、意欲的で、
仕事にやりがいを感じています。
その事実と、この本から学んだことをつなげて、
私が考える教師の幸せな生き方とは、以下の2つ!
①教師の仕事に打ち込めること
②自分の大切なものを守れること
つまり、仕事とプライベートを両方充実させることが、
幸せな教師の姿ではないかと考えます。
公私の充実の在り方は千差万別!それを互いに尊重する
大前提として、その具体的な幸せ像までを互いに知った上で、
「〇〇先生はお子さんのお迎えがあるから早く帰れるように配慮しよう」
「□□先生はもっと学びたい意欲を汲んで研修を紹介しよう」
というように、その人その人の幸せの形が実現するような手立てが必要なのは
言うまでもありません。
私自身も既に後輩の方が多い年齢です。
若いころは「幸せを目指しましょう」なんて恥ずかしくて言えなかったと思いますが、
年齢を武器にして声に出していきたいと思います。
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