指導主事って、だれがなるの？
「○○先生、来年度から教育委員会行くんだって！指導主事だって！」
年度の変わりに、よく聞く異動の話ですよね。
でも、
どんな立場なの？
どんな職務なの？
指導主事って謎が多いですよね。
本記事では、指導主事の立場や職務について分かりやすく説明します。
指導主事は、教育委員会の職員
指導主事は、教育委員会の事務局職員です。
指導主事を置くことについて、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第１８条に
以下の通り定められています。
| 第１項 | 都道府県に置かれる教育委員会の事務局に、指導主事、事務職員及び技術職員を置くほか、所要の職員を置く。 |
| 第２項 | 市町村に置かれる教育委員会の事務局に、前項の規定に準じて指導主事その他の職員を置く。 |
指導主事の職務
指導主事は、学校を指導するのが職務です。
指導主事の職務について、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第１８条に
以下の通り定められています。
| 第３項 | 指導主事は、上司の命を受け、学校における教育課程、学習指導その他学校教育に関する専門的事項の指導に関する事務に従事する。 |
指導主事に必要な資質・能力と任命
指導主事は、教育に関する専門性に長けている必要があります。
指導主事に必要な資質・能力と任命について、
地方教育行政の組織及び運営に関する法律第１８条に
以下の通り定められています。
| 第４項 | 指導主事は、教育に関し識見を有し、かつ、学校における教育課程、学習指導その他学校教育に関する専門的事項について教養と経験がある者でなければならない。指導主事は、大学以外の公立学校の教員をもって充てることができる。 |
| 第７項 | 第１項及び第２項の職員は、教育委員会が任命する。 |
また、教育に関する専門性をもつのは、やはり教員であることがほとんどですので、
教員が充てられることが一般的となっています。
専門性に秀でていると評価されている教員が教育委員会から任命されるのです。
いかがでしたか？
教育委員会の指導主事って、教育現場ではおなじみの存在ですが、
その身分を知っている人は少ないと思います。
広く捉えれば、教員と同じ教育公務員。
立場は違えど、目指すことは教員と同じです。
指導主事の仕事を理解することで、教員としての仕事の質も
上がるのではと思います。
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