働き方改革実践報告⑤連絡帳の電子化

教師の働き方

小学校では、子供や家庭に伝えたい連絡事項を黒板などに書き、

それを子供が連絡帳に写すという作業があります。

今回、これを電子化することで、連絡帳に関する教師の負担軽減を図りました。

従来の連絡帳のデメリット2つ

従来の連絡帳の在り方には、大きく2つの問題点がありました。

1つ目は、子供の書く時間がかかること。

速く書ける子もいれば、そうでない子もいます。

休み時間に書かせる場合もあるかと思いますが、

子供の時間を奪ってはいけないと考え、

授業の時間に書かせる教師もいます。

全員が書き終える時間は、おおよそ3分ほどでしょうか。

毎日授業を3分ずつ削ってしまうと、

3分 × 年間200日 = 600分

なんと45分授業の13時間分以上が失われていることに!

13時間分あったら、長い単元丸々1つ分に相当しますよね…

このように、仮に授業時間を使って連絡帳を書く場合、

多くの授業時間を失ってしまっているのです。

2つ目は、教師のチェックする時間がかかること。

子供が連絡帳を書き終えると、

教師は、子供が連絡帳に正しく書けたかどうかをチェックします。

チェックしない派の教師ももちろんいますが。

チェックの際、内容に漏れやまちがいがあれば、

その子を読んで書き足させたり、書き直させたりします。

このチェックや書き足し・書き直しの指導に毎日5~10分ほどかかります。

連絡帳の電子化によるメリット

今回、連絡帳の電子化により、上で述べたようなデメリットが完全に解消されました!

まず、電子化の方法は以下の通りです。

①担任がクラスのMicrosoft Teamsに連絡帳の内容を投稿する。

②Teamsの内容について、必要に応じて補足説明をする。

以上です。

こうすることで、

子供が書く時間も、教師がチェックする時間もなくなったのです。

連絡帳の電子化は、さらなるメリットも生み出しました。

それは、保護者自身も連絡帳の内容を確認できるようになったことです。

例えば、Microsoft Teamsアプリを保護者のデバイス(スマホ等)に入れておくことで、

保護者にもすぐ周知されるようになるのです。

いかがでしたか?

電子化は、情報の共有を圧倒的にスピーディーにします。

これにより、毎日少しずつ奪われていた時間を、

子供と向き合うために使うことができるようになります。

他の面でもどんどん電子化を有効活用していきたいところです。

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