小学校では、子供や家庭に伝えたい連絡事項を黒板などに書き、
それを子供が連絡帳に写すという作業があります。
今回、これを電子化することで、連絡帳に関する教師の負担軽減を図りました。
従来の連絡帳のデメリット2つ
従来の連絡帳の在り方には、大きく2つの問題点がありました。
1つ目は、子供の書く時間がかかること。
速く書ける子もいれば、そうでない子もいます。
休み時間に書かせる場合もあるかと思いますが、
子供の時間を奪ってはいけないと考え、
授業の時間に書かせる教師もいます。
全員が書き終える時間は、おおよそ3分ほどでしょうか。
毎日授業を3分ずつ削ってしまうと、
3分 × 年間200日 = 600分
なんと45分授業の13時間分以上が失われていることに!
13時間分あったら、長い単元丸々1つ分に相当しますよね…
このように、仮に授業時間を使って連絡帳を書く場合、
多くの授業時間を失ってしまっているのです。
2つ目は、教師のチェックする時間がかかること。
子供が連絡帳を書き終えると、
教師は、子供が連絡帳に正しく書けたかどうかをチェックします。
チェックしない派の教師ももちろんいますが。
チェックの際、内容に漏れやまちがいがあれば、
その子を読んで書き足させたり、書き直させたりします。
このチェックや書き足し・書き直しの指導に毎日5~10分ほどかかります。
連絡帳の電子化によるメリット
今回、連絡帳の電子化により、上で述べたようなデメリットが完全に解消されました!
まず、電子化の方法は以下の通りです。
①担任がクラスのMicrosoft Teamsに連絡帳の内容を投稿する。
②Teamsの内容について、必要に応じて補足説明をする。
以上です。
こうすることで、
子供が書く時間も、教師がチェックする時間もなくなったのです。
連絡帳の電子化は、さらなるメリットも生み出しました。
それは、保護者自身も連絡帳の内容を確認できるようになったことです。
例えば、Microsoft Teamsアプリを保護者のデバイス(スマホ等)に入れておくことで、
保護者にもすぐ周知されるようになるのです。
いかがでしたか?
電子化は、情報の共有を圧倒的にスピーディーにします。
これにより、毎日少しずつ奪われていた時間を、
子供と向き合うために使うことができるようになります。
他の面でもどんどん電子化を有効活用していきたいところです。
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